ラーメンカフェ尾女庵

2010年10月31日(日)19時00分〜




最近、尾道海岸通りにオープンした尾道の女性たちが「体にやさしい・ヘルシー」を合言葉に、
自然素材にこだわったラーメンとカフェが合体した店があることを知り行ってみることにした。
10月も今日で終わり早いもので今年も残りあと2ヵ月。
てっぱんブームで盛り上がる中、雨の降る寒い日曜日の尾道に観光客らしき人達はおらず寂しい雰囲気が漂っていた。
お店の向かいにある専用駐車場は1台のみ、運良く空いていたが、
仮に駐車場が無い場合は近くの有料駐車場に止めることになる。
お店に入ると長細い店内で2階には千光寺や玉の岩が見えるお座敷があり、
1階は16人くらい座れるカウンター席のみ。
メニューを見て煮卵入りの尾女庵ラーメンと野菜たっぷり焼飯のハーフを注文。
ちなみに御馴染みの相方さんは、炙りチャーシューが5枚も乗っているチャーシューメンを注文した。
メニューを見ると餃子や単品おかずが殆どで中華メニューは無い。
その割には、店内の作りが中華風。
まさに和、洋、中華の3ヶ国が混ざり合う珍しい店である。
厨房では女性一人で切り盛りしているので、ラーメンが出てきた後に焼飯の作業に取り掛かっていたが、
同時に出されるよりマシではあるものの、仮に大勢のお客が押し寄せてきた時の対応は大丈夫なのだろうか。
この店の拘りは、とにかく「体に優しい料理」がテーマだけあって脂っぽいイメージのあるラーメンも当然体に優しく出来ている。
と思ったが、スープはイリコダシのせいか若干塩辛くチャーシューも脂身たっぷり、背脂もコロコロしているのがいくつか浮いている。
コラーゲン豊富で女性は喜ばれるかもしれないが、本当にヘルシーなのか微妙なところ。
尾道ラーメンらしいといえば尾道ラーメンらしい定番のスープです。
麺は平打麺でスープと絡み合い程よい硬さ。
さすが特注で製麺所に作らせたことのだけあるが、肝心の製麺所は企業秘密で教えてくれず。
スープや麺についての拘りは店内のメニューファイルに記載しているので参考までに。
なんだか久々にオーソドックスな尾道ラーメンを食べたような気がする。









焼飯の方は、熱々の焼飯が出てきて好印象だったが、味付けがこれまた塩辛い。
脂身たっぷりのチャーシューを具材に入れているので味が出て美味しいが、
脂身たっぷりのラーメンを食べた後にさらにチャーシューたっぷりの焼飯はキツイ。
野菜たっぷり焼飯ではなく、チャーシューたっぷり焼飯の間違いでは?
ラーメンの好みは人それぞれなのですが、
チャーシューメンを食べ終わった相方さんの評価は高かったようです。
コラーゲンたっぷり摂取したので肌もすべすべになることに期待しましょう(笑)


煮卵入りの尾女庵ラーメン


炙りチャーシュー入りのチャーシューメン



野菜たっぷり?の焼飯


本来ならこれで御愛想して店を出るのですが、
この店の良いところはこれからが本番。
ラーメンカフェというだけあって本格的なコーヒーと手作りケーキを頂くことが出来るのです。
しかも食事した後のコーヒーやデザート、ドリンクは通常価格よりアフター料金で安くお得なのです。
コーヒーも拘りの一杯ですが、その他、ジュースなども手作りの拘りがあり、
詳細は来店して何を注文するかぜひ迷っていただきたい(笑)
ラーメンを食べた後にケーキとコーヒーで一杯。
時間の無い観光客にとってはオススメです。
ただ、朱色のカウンターではちょっと雰囲気が出ないような気もするし、
コーヒーとケーキだけを食べに行くにはちょっと入りずらいのでモダン風なスペースがあっても良さそうなのですが。
週末は23時まで営業しているので、客入りや客層が心配しつつ、
仕事終わりや観光で遅くなった時にぜひ立ち寄って欲しいですね。
「地産地消」「無農薬・減農薬」にこだわった安心料理、岩子島のわけぎや、ちりめんじゃこ入りの食べるラー油(無料)など
行ってみなければわからない嬉しい料理満載。
まさに女性に人に優しいお店なのでした。

ただ、何故にわざわざ現在あるラーメン屋の隣に店を構えたのかが不思議でならない。
喧嘩にならないのだろうか・・・そんな余計な心配をしつつ店を後にしたのでした。





0848-22-2037
尾道市土堂2丁目8−15
営業時間/11:00〜21:00(金・土は23:00)
定休日/不定休



この内容は2010年10月31日付けのものです。


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