2011年6月12日（日）18時30分〜
某ブログを見ていると有木屋さんのお隣にラーメン屋があることを知った。
そこは月波食堂があったはずでは！？と思ったら、
月波食堂が定休日である土日に「月光」という店名でラーメン屋を営業しているとのこと。
先日から無性に味噌ラーメンが食べたい！と思っていたので急遽行ってみることにした。
雨の降る尾道はアーケードの商店街も人はまばら・・・と思いきや、近年のてっぱんブームや
バラエティ番組ではっさく大福を紹介されたり、映画、ＣＭなどで尾道が舞台になっているせいか
結構、人とすれ違うことが多かった。
駐車場は近くのコインＰに止めればいいのだが、
毎度御馴染みであるイオン尾道に車を止めて大雨の降る中、店を目指す。
一見見るとオシャレなバーのような外観と店名。
敢えて「裏」を付けている尾道ラーメンとは果たしてどんなものなのか！？
それにしても有木屋さんの隣で喧嘩にならないのだろうか？と思ったが、
有木屋は大概、夜まで営業していることは無いので特に商売敵になることは無いのかもしれない。
有木屋さんの隣なのであらかた予想はしていたが、店内は狭くカウンター7人限定。
幸い先客が1人いたが、後に三人連れがやってきて満席状態になった。
メニューは塩、味噌、醤油の３種類のみ。
サイドメニューはお稲荷さんのみ。
1個50円はかなりお得。
お得なだけに既に売り切れだったのが残念無念。。。
今日は敢えて醤油を外して味噌ラーメン。
同行人相方Ｔは塩ラーメン。
狭い厨房では1人で作業しているので待ち時間は長いが、
そこはどんなラーメンが出てくるのか想像しながら待つのも値段のうち（笑）
しばらくしてラーメンが登場。
まずは塩ラーメン。
見た目はシンプルだがトマトやカイワレが入って何ともヘルシー。
バジルの匂いが食欲をそそりとてもいい匂いが漂ってくる。
スープはあっさりしている中で時折バジルのアクセントが良い演出をしてくれる。
食べ終わった後はもう一杯食べたいというくらい美味しく完食した相方Ｔなのでした。
一方、味噌ラーメン。
細く切った唐辛子とカイワレ、ナルトがトッピング。
チャーシュも脂が程よくのって且つしつこさが無くて美味。
味噌ラーメンにしてはあっさり目だが、隠し味のバターなのかほんのり甘い香りと味噌の辛い匂いがマッチ。
スープを飲むとこれまた程よい辛さがまた堪らない。
麺は黄麺のツルっとした感じであまり食べたことの無い麺だが、
黄色の麺といえば御馴染みの村上製麺所とのこと。
多分、塩や醤油より味噌が一番相性の合う麺だと思った。
相方Ｔ同様、もう一杯食べたいくらいの勢いで完食。
尾道でこれほど美味しいラーメンに出会えるとは思わなかったというくらい本当に美味しいラーメン！
と言うと大袈裟かもしれないが（笑）
また来たい！と素直に思わせてくれました。
平日は月波食堂としてご主人の奥様が営業。
土日は食堂の閉店を利用してご主人がラーメン屋をやっているという、
まさに夫婦で二足の草鞋経営。
何気に月波食堂も美味しそうだな〜と思っていただけに、
今度は無性に平日に訪れたくなったが・・・平日は無理かな。
たまに尾道ラーメンを求めてやってくるお客さんがいるという。
その時は醤油ラーメンを薦めるが月光に出てくる醤油ラーメンは一般的な尾道ラーメンではなく、
スープのダシは魚介系ではなく鶏がら系で背脂も入っていない。
そんなラーメンを食べた観光客はもしかしたらガッカリするかもしれない。
しかし、ご主人は小さい頃から親しんだ尾道市内にあった食堂で食べたラーメンを知っており、
その味を再現して作っているとしたら、
そんな意味で「昔、懐かしい中華そば」とメニューの黒板に記載されている理由がわかる。
まさに月光のラーメンは裏尾道ラーメンというよりも、実は昔懐かしの尾道ラーメンのような気がしてならない。
昔から変わらない味を出している老舗店もあれば、
昔から変わらない味を出そうとしている新店もあることを知った1日でした。
0848-24-9595
尾道市土堂１丁目11-22
営業時間/11:00〜21:00
定休日/土日のみ営業
（平日は月波食堂として営業）
この内容は2011年6月12日付けのものです。
尾道ラーメントップページ