餃子館

日時:2008年1月20日(日)13時00分〜



冬の日曜日の雨はとても冷たくてどこか寂しい。
今晩から雪に変わると天気予報が言っていたせいかとても寒い。
こんな日は尾道ラーメンを食べて心身共に暖めるに限る。
年末年始、休みだったり休憩中だったりで閉っていた餃子館へ行くことにした。
今回は休憩中にならない前に少し早めに店へ向かった。




美味しいラーメンを食べるには混雑時を避けたいので13時頃訪れたが、
意外や意外(と書くと失礼?)5台止めれる駐車場は埋まり、店内もほぼ満席状態で賑わっていた。
ご夫婦にアルバイトの若い女の子フル稼働の大繁盛。
餃子館は新尾道駅から近いものの尾道市街地から離れ、
国道184号線より少し中に入った所にあり、決して目立つ存在ではない。
私もこの附近はよく走るが、こんなところにラーメン屋があったか?と気付いたのはつい1年前くらいだった。
尾道ラーメンの文字はどこにも表記されておらず、ましてや店の名前が「餃子館」なので、
尾道ラーメンを食べに来た観光客はつい敬遠してしまうかもしれない。
1年前に初めて食べた時の美味しさが忘れられず再び訪れた訳で、
てっきり無名の穴場的存在だと思っていたが13時を過ぎてもこれだけ混雑していれば、これは穴場じゃないかな。
車を止めるところが無いので近くのスーパーに止めさせてもらい早速店内に入ると辛うじてカウンターが空いていた。



さっそくラーメンを注文!
何気にメニュー表を見ると小チャーハン付きの定食があったので追加で小チャーハンを頼んだ。
ラーメン定食650円!?安ッ!!!
大ラーメンに変更しても750円。
中途半端なチェーン店で食べるラーメンよりよっぽどお得な価格設定となっている。
単品はラーメン、ご飯、チャーハンと大、中、小の3段階に分かれており、
お子様からお歳寄り、男性、女性に合う量で食べることが出来るのは嬉しい。
ひょっとしたらこれが人気の秘訣!?



カウンター越しにラーメンが登場。
メンマ、ネギ、小さい背脂、そして大きなチャーシュー1枚が乗っている。
表面に油膜があり猫舌泣かせのラーメン。
匂いはとても良い感じ。
麺は最初硬いかな?と思ったが食べているうちにちょうど良い歯ごたえになった。
熱いスープだと考えて硬めに湯がいているのかもしれない。
前回食べたお店「とき」もそうだけど、
この手のラーメンは井上製麺所を卸している店でよく見られるが、ここは力石製麺所だと前回訪れた時に教えてくれた。
力石製麺所、尾道ではあまり聞き馴染みの無い製麺所であるが、
実は尾道ラーメンには、はせべより力石製麺所の固い麺が合うと、親戚の叔父さんが言っていた。
ちなみに、何気に尾道市内でラーメン屋をやっており、使っている麺は力石だった。
(もう何年も食べに行ってませんが/苦笑)
今まで、はせべが1番だと思っていた私にとっては衝撃的な意見だったが、
実際、初めて餃子館のラーメンを食べた時は今までにない美味しさを感じた。


話は餃子館に戻るとして、
ラーメンは見た目とてもシンプルで特に特別な工夫はしていないと思うのだが何でこんなに美味しいんだろう?
ネギは常にシャキシャキ感が残っている。
チャーシューはちょっと味が薄いが1/3の表面を占めている大きさは何気に嬉しい。
スープはコクがあってでとても美味しいがやっぱり熱い。
熱いがこの熱さが癖になるんだよね
チェーン店のラーメンなら食べていくうちにお腹一杯になっていくが、
餃子館のラーメンは、逆に食欲が増してお腹が空いていく。




引き続きチャーハンに手をつける。
ここのチャーハンもまた格別に美味い!
過去に食べた中では萬来軒のチャーハンがダントツに1番だと思っていたが、
そのチャーハンを少し薄口にしたようなとても食べ易い味。
予め材料を仕込んでいたものをボールに入れてあったので作り方は萬来軒と似ているのかもしれない。

これだけ美味しい思いをさせてもらってまだ650円ならついでに餃子も頼んでしまえ〜ということで追加注文。
餃子館という店名だけに餃子に拘りがあるかどうかはわからないが、
出てきた時の何やら独特の香ばしい匂いは他店で経験したことなかった。
隣で食べていた肉ニラ、テーブルで食べていたチャンポン、どれもこれも美味しそう。
まだまだ行けそうだが、ここはグググっと我慢してお会計。




餃子が出来るまでボケ〜と厨房を眺めていた時の話ですが、
湯がいた麺を丼に入れて、後からスープを入れている光景を目にした。
そのスープも予め小鍋で煮込んでいるタレを時間を見ては大鍋に入れていた。
普通は丼にタレを入れてダシの取ったお湯で溶かし麺を入れるのがパターンだと思われるが・・・
これが餃子館ならではの美味いラーメンの秘密なのか!?
店内が混んでいたので聞くことはしなかったがそれは素人の客には知らなくてよい世界かもしれない。
美味しいラーメンを提供してくれればそれで良いのだ。


店を出るとまだ雪混じりの雨が降っていた。
冬の日曜日の雨はとても冷たくてどこか寂しかったが今はとても暖かくて幸せな気分だ。
今年めでたく20周年を迎えた餃子館。
あまり目立つ存在ではないが、確実にファンを増やし続け尾道を代表する店として成長するだろう。
その証拠に前回よりも店の看板が綺麗になっていた(笑)





2011年2月4日(金)13時00分〜

仕事で三原から府中へ移動中、尾道に立ち寄ってラーメンを食べることにした。
平日の昼食ピークは過ぎたものの、店内はかなり混雑。
家族連れまで来店している人気ぶり。
それもそのはず。
ランチタイムの日替わり定食は安くてボリューム満点なのである。
日、祝とラインチタイム以外は日替わり定食が頼めないので土曜日が休みの時はチャンスです。
過去何度かここのラーメンを食べた事があるので、
今日はチャーシューメンを頼みました。
久々にチャーハンも食べたかったがセットメニューはラーメンのみでちょっと残念。
頼んで数分で出てくる。
湯掻いた麺を丼に入れた後に熱々のスープを入れる独特な製法は変わらず、
その作り方のせいか最初の一口は舌がヤケドするくらい熱いがこれが堪らない。
4枚入ったチャーシューは肉厚は無いが歯ごたえ、食べ応えのある美味しいお肉、
ネギのシャキシャキ感は健在。
メンマが妙に塩辛かったのはちょっと気になるところ。
器が大きいせいかスープや麺の量が少なく感じ、出てきた瞬間、
あれ!?少なくないですか?と思わずツッコミを入れるところでした(笑)
値段が値段なので妥当かもしれませんが、
仕事中のお昼時なだけに量的に物足りず、
隣で食べていた日替わり定食のチキンカツが美味しそうに見えて、
やはりそれにすればよかったと激しく後悔するのでした。


もう少しスープを足してくれても良さそうなチャーシューメン。




尾道市栗原町9348−4
営業時間/11:00〜20:30(14:30〜16:30準備中)
定休日/水曜日、第一火曜日
0848-22-4546

この内容は2008年1月21日付けのものです。


尾道ラーメントップページ