一楽

2011年1月29日(土)20時30分〜








尾道といえば坂の町、映画の町、寺の町などいろんな顔を持っているが、
そんな尾道にラウンジやスナックなどの飲み屋街があるなんて想像が付くだろうか?
長年尾道に住んでいるが新開という地区には行く機会が無かったので
尾道にもこんな場所があったのかと実際に行ってみて衝撃を受けた。
そういえば小さい頃、母親と一緒に映画を見にこの周辺を歩いたような記憶があるが、
こんなところにも映画館があったことが今となっては懐かしく思う。

粉雪が舞う寒い夜、随分前から行きたいと思っていた一楽にようやく行くことが出来た。
近くに駐車場が無いため市役所の有料駐車場に車を止めて歩いて5分。
ちなみにアクセス方法は動画サイトyou tubeにて一楽ちまきが案内している。
200円/1時間(以降100円/30分)、市役所が開いている平日は1時間無料なのでお勧めです。
土曜日の夜の飲み屋街、さすが都会のような賑やかさは無いが、僅かながらタクシーが止まっていたり、
酔っ払い客が歩いていたりと飲み屋街ならではの光景が目に入る中、一楽に到着。
場所はわかりずらいが、迷子になったらとりあえず商店街を目指して北を歩き、
コンビニ(ポプラ)を見つけたら再度、南に歩くと一楽がある。
店内に入るとテーブル席が4つ。
カウンターが無いので合席で座っても10人で満員になりそうで、
この日も既に満員だったので席が空くまでしばし中で待つ。
しばらくして席が空き、早速注文。
厨房では二人で切り盛りしており、今日のように満席だとなかなか料理が出てこないが、
果たしてどんな味のラーメンがするのか想像しながら待つのもまた楽しみの1つである。
とりあえず最初に餃子、焼飯が登場。
焼飯はあっさり薄味で福神漬けと一緒に頬張ると食堂で出てくるような懐かしい味でした。





今日のメインディッシュは担担麺。
出てきた担担麺は食欲をそそられるような良い匂い。
早速スープを一口飲むと程よいピリカラが辛党には堪らない。
麺は博多トンコツラーメンを思い出さす細麺ストレートの自家製麺でこれがまた尾道には珍しい食感。
トンコツラーメンがメニューに無いのが残念だったが、それに近いのは担担麺かもしれない。
挽肉が底に沈んでいるのでスープは最後の一滴まで飲み干し完食。
寒い日に体がポカポカ暖まり、念願だった一楽の担担麺はやはり美味しかったとわかり来て良かった。
もし遠くからお客さんが来たら、新開で一杯飲んだ後に〆のラーメン。
そしてお土産はもちろん、ちまき!
夜遅くまで営業しているので夜の尾道を堪能するにはオススメですね。


ピリカラが堪らない担担麺



同行人の相方さんが頼んだのは、あっさり塩味の五目そば。
想像を超えた美味しさに思わずスープを全部飲み干したくなるとのこと。



※ランチタイムは750円以上100円引き

一楽といえばやはり「ちまき」
どうしても食べたいがさすがにお腹一杯なのでテイクアウトして翌日の昼ご飯になりました。
モチモチしたもち米100%とシャキシャキとした竹の子の歯ごたえ。
そして、醤油の香ばしい匂いが竹の皮を剥がした瞬間、部屋中に広がり、美味しくいただきました。
若干、値段は高いが一楽の拘りが詰まった一品をぜひ堪能してください。



昭和32年、大衆食堂「一楽」を開業。
その後、昭和46年中華料理店に変わり現在に至っている尾道の老舗店。
台湾出身と尾道出身の夫婦が作った一楽の味を現在は次女が受け継ぎ店を守っている。
場所が場所だけにあまり目立たない存在ではあるが、
これからも尾道の味を守り続けて欲しいですね。




0848-37-5862
尾道市久保2-10-12
営業時間/12:00〜14:00
       18:00〜23:00
定休日/日曜日・祝日


この内容は2011年1月29日付けのものです。


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