亀川食堂
2009年12月14日(月)14時30分〜





寒い午後、久しぶりに尾道ラーメンが食べたくて車を走らせた。
平日でなければ食べれないところといえば尾道合同庁舎。
ところが尾道バイパスが工事で大渋滞していたので断念して、
長者が原にあるラーメン屋へ行くことにした。
この店は以前、ラジオのクチコミで紹介されて知った店で少し気になっていたが、
日曜日が定休日なので行く機会が無かった。
工場団地である長者が原、クリーンセンターの近くに古くて小さな店がある。
時間が時間なので準備中かなと思ったら営業中で一安心。
駐車場は無いが道路が広いので路肩に止める。
長者が原にレストランといえばここしか無いので、
もしかしたらお昼時は混雑するかもしれない。
お店に入ると、テーブルで寝ているおばさんが目に入り、
一瞬驚いて見てはいけないものを見てしまったような気がしたが、
お客がいなくてただ単にうたた寝をしていたようだ(笑)
メニューを見てラーメン350円という値段にまず驚かされた。
安い!というラジオのクチコミは本当だった。
ラーメンセット(おにぎり2個付き)500円を注文。
一際大きく書かれていた焼きそばが気になるところだが、
ざっと見てラーメン屋ではなく定食屋ということが判明した。
ガラスケースにフライ物があったが経費節約で今回は見送り。


メニューはすべて400円以下のものばかり!

店内は長机に6人、カウンター10人ほど座れるスペース。
客は誰もいないかと思ったら1人・・・いや一匹いた。
大人しくて丸々太っていたのでてっきり看板猫かと思ったら野良猫らしい。
野良猫がどうやったらこれだけ丸々と肥えられるんだ!?
何とも麗しい表情に猫好きな私としては心癒されてしまった。



「今日は寒いですね〜」と猫と戯れながら会話をしているうちにラーメンが登場。
チャーシュー2枚、メンマ、ネギ、背油、尾道ラーメンには珍しくモヤシが入っていた。
入口に「井上製麺所」の暖簾がかかっていたのでてっきり脂っこいコテコテを想像していたが、少しあっさりした感じ。
しかし麺を口にして少し違和感を抱いた。
今まで食べた井上製麺所と違ってツルツルした平打麺でお土産用に出てくるような食感。
値段が値段だし、女将さんに聞くのも失礼なので私の疑問は闇のまま葬った。
とは言うものの、やっぱり350円は市内一、いや県下一安いラーメンではないだろうか!?
至って普通の尾道ラーメンではあるが、お金が無くなったときにどうしてもラーメンが食べたくなったら
この店の常連になろう(笑)
学生さんにはオススメですが場所が場所だけになかなか訪れ難いかも。



ちなみに私がラジオでクチコミで聴いた店は「たかはし」だったが、
実際に訪れた店は「亀川食堂」ということに気付いたのは店を出た時だった。
実は亀川食堂の裏に「たかはし」がある。
非常にわかりずらい、というか紛らわしいが大きな看板をよく見ると間違えることは無かった。
その看板にラーメン定食350円・・・原料の価格沸騰で市内ラーメン店は軒並み値上げしたというのに恐るべき長者が原地帯!
約25年近く営業している亀川食堂はきっとバルブ全盛期の尾道工業地帯を陰ながら支えていたのかもしれない。
今もなおその雰囲気が値段で感じられる店であった。


亀川食堂の裏に「たかはし」という店がある。

ネットで調べると亀川食堂のことが一切乗っていないので
住所、営業時間などがまったくわからないので再度調査しなければならない。
その際は、焼きそばを頼んでみよう。
看板猫に逢えたらいいな。





尾道市高須町
営業時間/
定休日/日曜日



この内容は2009年12月14日付けのものです。


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