Mama Cafe

日時:2009年12月29日(火)21時30分〜



寒い夜の中、すっかり体が冷え切ったので今日はどうしてもラーメンが食べたかった。
年末にさしかかる平日の夜はどの店もいつもより早く店じまいしているようで
どの店も既に閉店していた。
ようやく開いている店にたどり着いたのがMama Cafe。
この店は、数ヶ月前の尾道ローカル無料雑誌に掲載されていたラーメン屋、ではなくカフェレストラン。
カフェレストランなのにラーメンに拘りを持っている店ということで特集されていた。
どうしてカフェなのにラーメン?
実はここのオーナーは、尾道の製麺所、力石のお身内であり、
力石製麺所直伝のラーメンを伝授しているまさに究極の尾道ラーメンなのである。
そんなラーメンが美味しくないはずがない!
ということで、年内に行ってみたいと思っていたので実現出来てよかった。



営業時間は22時までなのでギリギリセーフ。
お客さんは誰もおらず、店内の照明をセーブしてテーブルに置かれてあるキャンドルが
冬の暖かい演出をしているのだが、ちょっと男1人では入りずらい雰囲気。
オマケにラーメンを食べるのだから、ある意味場違いである(笑)
カップル客がいなくてちょうど良かった。
そんなことはお構いなしにメニューを見ずにラーメンを注文するが、
後でメニュー表を見ると「ままそば」と書かれており尾道ラーメンという表記はどこにもない。
もちろんラーメンの幟も無く、お店はどこをどう見ても中華の雰囲気は無い。
知らない人が入ると、こんなところでラーメンが食べれるなんて想像も付かないに違いない。
メニュー表には、焼飯、餃子など中華メニューは一切無いが、
美味しそうなカフェメニューがずらり並んでいた。
ラーメンの後にケーキセットが食べれるのはまさにMama Cafeならでは。
ラーメン好きなカップルは、特別な日にここへ訪れるものありです。
カウンター5人、4人テーブルが3席と狭いながらもそこそこお客は入れます。



しばらく経ってラーメン、じゃなくて「ままそば」が登場。
見た目はラーメン屋に出てくる普通の姿で、チャーシュー二枚、メンマ、ネギ、ほんの少しだけ背油が浮いている。
スープの表面には脂膜が張ってあり、レンゲで一口すすると熱いがこれぞまさに尾道ラーメンの真髄。
あっさり系だがちょっと塩辛いのは海産物でダシをとっているからなのかな。
チャーシューを食べながらスープを飲むととても美味しいです。
麺は力石直伝なので何も言う事はありません。
細麺に半ちじりで熱いスープでもなかなか伸びないしっかりした麺です。
これで1コイン500円以下なのが嬉しいじゃないですか。
尾道市内で1コイン以下で美味しいラーメンに出会えると本当に嬉しい気持ちになります。
訪れたのが夜だったので雰囲気のあるカフェレストランになっていたが、
お昼時は、日替わり定食やままそばランチなどお得なセットメニューもあるらしい。


(※店内がちょっと暗くて綺麗な撮影が出来ませんでしたので雰囲気のある画像を掲載)

場所は184号線から1つ外れた狭い栗原路地。
184号線がまだ出来る前はこの路地がメイン道路だったんじゃないかというくらい、
両サイドにはギッシリ家や店が埋まっている賑やかな狭い路地。
日中は車の往来も激しくバスも通る。
そんな道を小さい頃はよく歩いたものです。
道がわかりずらく不便といえば不便だが駐車場も10台ほど止められるスペースがあり
バイパスを降りてすぐなので車での移動がオススメ。
若い経営者の割りには礼儀もとてもよく好印象の持てる店はまさに尾道を引き継ぐ店に相応しいです。
今度訪れる時は、相方さんを連れてぜひ他のメニューも味わせてください。
〆はケーキセットで。




尾道市西則末5-3
営業時間/11:30〜22:00
定休日/日曜日
0848-36-6900


この内容は2009年12月29日付けのものです。


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