門池

日時:2009年1月10日(日)13時30分〜





去年オープンした某塩ラーメンを食べようとテクテク映画館の前を歩いていると派手な店だな〜とよく見たらラーメン屋だった。
もっと良く見ると尾道ラーメンではなくベッチャーラーメンという今まで聞いた事のないネーミングにちょっと怪しさを感じる。
結局、某塩ラーメンは行列が出来て断念。
みやちも閉まっており、どこで食べようかな〜と先ほどのベッチャーラーメンを思い出し後戻り。
以前、居酒屋があったような記憶があるが改修されて小料理屋のような雰囲気のある玄関だが、
玄関横には大きく「ベッチャーラーメン」という幟があり、ちゃんとしたラーメン屋のようだ。
看板もベッチャー祭りで御馴染みのショウキやソバなどの絵で飾られており、
小さい頃にソバの棒でお腹を突かれたり、獅子舞に頭を噛まれたりとイヤな記憶が甦った(笑)
(そのお陰か風邪も大きな病気もここ何十年無いです)



玄関を潜ると店内は長方形のスペースで思ったより狭い。
カウンターは無く、2人テーブルが3席、4人テーブルが4席だったと思うが、
奥で盛り上がっている家族はどうやら身内のようだ。
私も親戚がラーメン屋をオープンさせた時はよく遊びに行ってたっけ。
ベッチャーラーメンというだけあって、店内の飾りも流れる音楽もベッチャー。
ベッチャーベッチャーベッチャー〜♪
店の様相もやっぱり和。
ラーメンといえば中華。
中華といえば朱色のカウンターに脂っこさが漂う空気。
それを感じさせないラーメン屋も珍しいのではないだろうか。
メニューを見ると炒飯や餃子などの中華メニューは無く、サイドメニューは明太子や高菜を乗せたご飯もの。
夕方からはお酒が楽しめる小料理メニューも用意しているらしい。
尾道で「もつ鍋」が食べれるなんて素敵じゃないですか!
尾道で仕事した帰りにフラっと寄ってみたくなりました。
そんなサイドメニューすら和を感じさせるが、ラーメンの量も小吉盛、大吉盛、福盛という表記とやっぱり和を徹底している。
ピリ辛好みの門池ラーメンは次回として今回はベッチャーラーメンと明太子が無性に食べたくなったので明太子乗せご飯。
ちなみにご飯に乗せる所謂「のせシリーズ」は結構美味しそうなのでラーメン以外の目的で訪れるのもいいかもしれない。



さっそくラーメンが出てくる。
トッピングはメンマ、ネギ、磯のり、チャーシュー、ほんの僅かな小さい背脂。
磯のりが入っている時点で尾道ラーメンではなくベッチャーラーメンという新しいブランドの挑戦なのだろうか。
スープも尾道には無いあっさりとした鶏がらと魚介系の醤油らしい醤油ラーメン。
だから磯のりが入っていても何ら違和感が無い。
コショウは無く、その代わり「尾道やくみ」を好みで入れられるようになっている。
少しスープを飲んだ後、やくみを入れてみたが、醤油にやくみは好みによるが私的には微妙である。
ただ「やくみ」は「厄払い」という意味があるので、やくみを入れなければベッチャーラーメンは未完成のまま。
しっかりやくみを入れて厄を払った(笑)
麺は少しちじれているが歯ごたえがあるので「はせべ」では無さそうだ。
(広島から取り寄せているようです)
チャーシューは小さいのが1枚乗っているだけかと思ったら、4枚が重なっていた。
薄いチャーシューは味が染み込んで美味しい。



初めて食べたベッチャーラーメンの感想として、
尾道には珍しい和を感じさせる美味しい醤油ラーメンでした。
2008年12月22日にオープンした開店ホヤホヤのラーメン店。
観光客にウケるかどうかは微妙ですが、門池ならではの良さを生かして頑張って欲しいところです。








尾道市東御所町4-11
営業時間/11:30〜15:00(日曜、祝日は11:00〜)
       17:00〜22:00
定休日/火曜日
0848-23-2583


この内容は2009年1月10日付けのものです。

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