2011年10月29日（土）13時30分〜
国道184号線、通称「桜土手」の1つ違う通りにある狭い道に昔から見かけるラーメン屋だが、
不思議と1度も足を運んだ事が無い。
いや、1度だけ行ったが閉店間際だったので諦めたことあったっけ。
なんせ道路が狭く目立たないので、本気で行こうと思わない限り行く機会を失ってしまっていたが、
今回、ついに本気で行く気になったのでついに来店を果たす事が出来た。
新店やラーメン屋以外の店を除くと昔からある尾道市内のラーメン屋全店制覇したことになった・・・かな？
時間が時間なのでもしかしたら準備中かもと13時30分頃に行ってみると暖簾がかかってあったので一安心。
駐車場は数台止めれる狭いスペースで白線が引いてないのでどのように止めていいかわからず、
後で店主に確認してもらった。
ちょうどＹの字の交差点で車の通りも多くバス路線でもあるので予め場所はしっかり把握しておいた方が良い。
店内は数名の常連客がおり、十数名座れるカウンターのみ。
さすが30年以上経っているだけに昔ながらの中華料理屋といったところだろうか、
紹介されているガイド本もかなり年季が入っていた。
メニューは麺類以外にも中華メニューが豊富でラーメン以外の料理も気になるところだが、
今回は普通に中華そばとチャーハンの定食。
同行人相方Ｔは、野菜入りラーメン。
厨房ではご主人と女性二人（奥さんと娘さんかな？）で切り盛りしているので出てくる料理は結構早い。
まずは中華そば。
尾道では珍しくシャキシャキしたモヤシがトッピング。
その他、ネギ、メンマ、チャーシュー、そして背脂は少なめ。
チャーシューは脂分の少ないヘルシーなロース肉。
スープは鶏がらをふんだんに使ったあっさり系で全体的にヘルシーなラーメンだった。
麺は細麺ストレートで井上製かと思ったら村上製とのこと。
村上製といえばどうしても黄麺を想像してしまうだけに予想外な細麺ストレートに新鮮さを感じた。
ラーメンを食べていてふと気付いた。
食べても食べてもなかなか減らない・・・
どんぶりを見ると通常バケツのような形になっていると思うが、
ここのどんぶりは、なんとＵ型に近くスープの量がかなり多く、どおりでスープをいくら飲んでも減らない訳だ。
お陰でラーメンを完食した後に食べるチャーハンはちょっとキツかったです。
チャーハンは、尾道チャーハン系に近く塩辛い味だが少し油少な目。
小さく刻んだコリコリした人参が歯ごたえあって美味しかったです。
どこぞのラーメンは、量の少なさに驚かされたが、
ここのラーメン定食は、本当にお腹が空いている時で無いと完食は厳しいかもしれないが、
学生が通う道でもあるので、敢えて量を多めにしているのかもしれない。
あまりにも量が多かったので、野菜入りラーメンは試食させてもらってないが、
豊富な野菜＋豚肉も入っており、ピーマンの苦味があっさりしたラーメンのアクセントになっていて美味しかったとのこと。
野菜好きらしいコメントありがとう（笑）
観光客が訪れるには場所的にもわかりずらく、
外観からしても入りずらいかもしれないが、
うちの相方Ｔがさりげなく「いただきます〜」と言うと、
店主が「どうぞ〜」と言ってきたり（笑）
僕がラーメンを食べ終わった後にさりげなくハンカチで汗を拭くと玄関の扉を開けてくれたり、
最後は、駐車場から出るときに誘導までしてくれて、
なんともお客に対して気を利かしてくれている店だと思いました。
ちなみに店の名前にもなっている千両は、脱サラした店主が福山で修行したラーメン店の名前。
過去に何度か行った事あったけど、素朴なラーメンだったことは記憶にあるが、
こんなにあっさり系だったかどうかは定かではない。
オープンして25年近く経ち、味を変えずに地元に愛されるラーメンとして今も続いているようです。
今度訪れる時は中華料理を食べさせてもらおうかな。
また1つ、尾道の古き良き味に出会えた瞬間でした。
0848-25-2639
尾道市西則末町５−２１
営業時間／11:00〜22:00
定休日／月曜日
この内容は2011年10月29日付けのものです。
尾道ラーメントップページ