鶏そば本店

2013年12月22日(日)14時30分〜




国道184号線沿いに出来た「鶏そば」というキーワードが前々から気になっていたので、
行ってみることにした。
今年の春にオープンしたので外観も新しくて初々しさが残って客としても新しい店に入るのは気持ちよい。
駐車場は10台ほど止められるが、店内は4人掛けテーブルが6つと意外に狭いが、
テーブルは2分割出来るので、その時の混雑状況によって席が変動出来る。
メニューは鶏そばだけに中華ではなく、鶏を使ったそばが中心。
醤油、塩と新たにメニューに加わった「にごり」
その3つのカテゴリーからさらに数種類の選択肢があるので、どれを頼むか迷ってしまった。
私は、一目見たときからにごりを決めたが、
同行人相方Tは、メニューを決めるだけでお腹一杯になるんじゃないかというくらい迷っていた(笑)
結局、うめしそそばで落ち着いた。



しばらくしてそばが出てくる。
にごりは、一見とんこつに見えるが、まさに「とりこつ」のようなこってり感がある。
これでもあっさりを頼んだつもりだが、さらに濃いぽってりだとどんな感じに仕上がっていたのだろうか。
スープは思いのほかこってり感はなく、クリーミーでマイルドな味が口の中に広がり、
自家製の平打ち麺がスープに絡まって食べやすい。
恐るべし極秘スープ。
どうやって作っているのだろうか。
トッピングに乗っているスライスオニオン、水菜、カイワレなどもアクセントになって良い。
そして何よりも主役である鶏が分厚いのに柔らかくてジューシィー。
このラーメン、いや鶏そばはどれもが主役級のクセモノたちだが、
互いが共感しあってバランスの良い一品として仕上がっていた。
尾道らしくない、どちらかというとテレビでよく見る東京で食べられるような鶏そばだが、
それを尾道で食べられるというのが、返って新鮮に感じた。





女性はこれで十分かもしれないが、男性にとっては少々物足りない量なので、
セットとして巻き寿司を注文した。
あまり世間では有名ではないが、地元では巻き寿司は郷土料理として名が知られている。
正直、私は小さい頃から巻き寿司があまり好きじゃなかったので、
食べる機会は無かったが、祖母が作っていたのはまさにこのような巻き寿司の姿だったように思う。
食べたときの野菜の食感が好きになれなかった。
今となっては何も抵抗も無く食べられるようになったので、
今回も好き好んで巻き寿司を注文したのだが、
一口食べて驚いたのは、野菜が入っているのか?と疑うような柔らかさ。
これだけ太い巻き寿司なのに、意図も容易く食べ終えてしまった。


相方Tが食べていた梅しそ鶏そば。
ワサビを入れると、何とお茶漬けのような味に大変身。

尾道のラーメンはどちらかというとこってり醤油味なので、
たまには変わったラーメンを食べたいという地元の人はここに訪れると良いかもしれない。
しばらくは常連になりたいと思うかもしれません。
尾道ラーメンではないが、尾道に良い店が生まれて嬉しいです。






0848-23-9518
尾道市西則末7-18
営業時間/11:00〜14:30
      17:30〜21:30
定休日/不定休


この内容は2013年12月22日付けのものです。


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