つたふじ

2011年3月13日(日)18時00分〜







今まで行こうと思っても土日は行列が出来て、なかなか行けなかった店の1つであるつたふじだったが、
日曜日の夜は意外と空いていることを知っていたので、ついにつたふじの暖簾をくぐることになった。
駐車場は無いと思っていたが、入口に駐車場の案内が貼られており、
コインパーキングの発行券を渡すと30分の無料券と交換してくれる。
ちなみに値段は100円/30分で混雑時は30分では帰ってこれません。


※店の向いにある理容院横の狭い路地を少し進んだところにコインパーキングがある。
なお、この張り紙は店の玄関に張られてますが、違う張り紙に隠れてわかりずらい(苦笑)

店の前にはいつも行列が出来ているので、
むしろ客がいない方が不思議に思う光景です。
日曜日の夜は観光客もいないので尾道海岸通りや商店街はとても静かで再開発する前の雰囲気を感じられます。
行列は出来ていなかったが、店内は満員で10分ほど外で待つ。
店内は狭く10人ほどが座れるL型カウンターのみ。
メニューもシンプルで中華そばと尾道の老舗ラーメン店ではよく見かける中華うどん。
サイドメニューは無く、おむすびといなり寿司がカウンターに置かれてあったが、そこそこいい値段。
ちなみに、いなり寿司は「西中寿司」のラベルが貼られてあったので、つたふじお手製のものではないようです。
中華そばの並を注文。
カウンター越しから厨房が丸見えなので待ち時間はラーメンの調理が見学出来るのだが、
ご主人の豪快な麺の湯掻き方が面白くて、
一歩間違えると、湯切りがこっちまで飛んでくるんじゃないかとヒヤヒヤでした(笑)
湯掻いた麺をどんぶりに入れ、沸騰したスープを注ぎ、ネギ、メンマ、チャーシュー二枚をトッピング。
そして最後に謎の白い粉を降って完成。
見た目怖いご主人に白い粉の正体を聞くことは出来ませんでした。



出てきた中華そばは、どんぶり一杯に注がれた熱々のスープ。
表面に脂の膜が張られとにかく熱くて食べるのに一苦労。
この熱さは食べ終わるまで続き、まさに魔法のスープでした。
若干塩辛いのは、イリコなどで出汁を取っているのか、もしくは謎の白い粉のせいなのか・・・
麺は中細いストレート。
てっきり自家製麺かと思われたが、はせべのカレンダーがかかっていたのではせべ製でしょうか。
つたふじのラーメンの好みは人によって大きく分れるようですが、私にとっては美味しく頂けました。

今回、同行者の相方Tは中華うどんを注文。
実は、尾道のラーメン老舗店は「中華うどん」なるものがあるのです。
中華そばのそばの代わりにうどんが入っているのですが、
これがうちの相方T曰く大絶賛。
讃岐うどん好きな人には許せない麺の柔らかさのようですが、
コシのある麺が許せない九州人にとっては、麺の柔らかさが絶品のようでした。
やっぱり好みは出身者それぞれですなぁ〜
今度は他店の中華うどんを食べさせてみよう。



昭和20年の頃から始めたと言われる老舗中の老舗店。
朱華園同様、賛否の激しい店で味よりも店に対してかなり評価が落ちているようですが、
それでも毎週のように大勢の客が列を作っているのには、それなりの魅力があるのでしょうね。
つたふじは尾道を代表する店であり、尾道を愛する者はつたふじのラーメンも愛し、
壁には多くのサインも飾られ、フジテレビアナウンサーの西山喜久恵さんも学生時代はよく通われたそうです。
(山波町にある西山別館の娘さんなのです。)
今日は噂のおばちゃんではなくチャキチャキの若い娘さんが厨房にいましたが、
ご主人の娘さんなのでしょうか?
アルバイトかと思ったが、あのご主人に向かって

「並2つねぇ〜」って怖くて言えない(><;)

満席の中に訪れた客:いつ頃席が空きそうですか?
つたふじの娘:ちょっとわからないですね〜

いろんな意味で看板娘です!

朱華園といいつたふじといろいろとクチコミサイトで話題の耐えない店ですが、
両者も自分のやり方を変えるつもりはない頑固な店で、
まさに尾道につたふじここにあり!
尾道の歴史をまた1つ感じた瞬間でした。





0848-22-5578
尾道市土堂2丁目10−17
営業時間/11:00〜19:30
定休日/火曜日



この内容は2011年3月13日付けのものです。


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