雑兵

2012年2月26日(日)14時00分〜




大寒波がやってきた2012年の冬にもようやく終わりを告げようとしている2月末。
久々に尾道市内のラーメンを食べるべく尾道市街地に繰り出した。
冬に終わりが近づいても曇り空の中で吹く風は冷たく、
閑散とした日曜日の商店街を歩くと余計と気持ちも冷たくなってくる。
古くから続いている店もあれば新規に開店した店が閉店していたり、
長江にあった「たに」の看板も見当たらなかった。
世の中の厳しさ、不景気はいつまで続くのか・・・
今日、訪れる店は2008年頃にオープンした新店のラーメン屋。
しかも朱華園、つたふじが近辺にある激戦区に敢えて店を構えたという、まさに挑戦店です。
中に入ると12人が腰掛けられるカウンターと小さなテーブル席が1つ。
いつも混雑しているイメージがあるのは、
朱華園やつたふじが混雑して入れなかった観光客が入っている店というイメージがあったが、
朱華園の前を通った時はさほど行列も出来ていなかったのに、
店内はカウンター席がほぼ満席状態で賑わっていた。
メニューはラーメン各種とサイドメニューが数品とシンプルなお品書き。
私は醤油ラーメンと焼飯小を頼み、同行人相方Tは野菜ラーメンを注文した。



しばらくしてラーメンが登場。
失礼ながら正直、味は期待していなかったが、
スープの表面には油膜が張って熱々のスープから食欲をそそる醤油の香りが立ち上る。
麺はこれまた予想外の平打ストレート自家製麺。
歯ごたえがあり麺がしっかりしているが、もう少し湯切りをしっかりしていたら完璧です。
厨房では、麺がしっかり解れるようにと、これでもか!と言わんばかりに湯掻いていた姿が印象的でした。
過去に何度も麺が解れていないラーメンに出会ったが、そんな店はここのラーメンを食べて勉強してほしいです。
背脂が多くネギもシャキシャキ、薄くて大きなチャーシュー、
久々に尾道ラーメンらしい尾道ラーメンに出会ったような感じですが、
多少塩辛いので好みに分れるかもしれません。
でも個人的には素直に美味しいと思える一杯でした。



一方、野菜ラーメンですが、
スープは本場九州のちゃんぽんに近い豚骨ベースの味がして、
今まで尾道市内で食べた中でも一番ちゃんぽんらしくて美味しかったとのこと。
そんなバカな!と思いスープを飲ませてもらいましたが・・・ホンマや(笑)



炒飯は塩辛い味付けだがご飯がモッチリしていて尾道風炒飯らしいところが良い。
強い火力で豪華に炒め、チャーシューの脂がご飯に絡まっているので、
少々冷めても美味しく頂けました。



予想外の美味しさに、次は塩、味噌、ピリカラホルモン・・・何のラーメンを食べようか楽しみがまた1つ増えました。
雑兵は尾道の飲食街、新涯にある「雑兵」が姉妹店としてオープン。
塩焼きそばは居酒屋の人気メニューだとか。
やはり今度訪れた時は焼きそばかな!?





ラーメンを食べた後、
食後の運動に千光寺へ。
春になれば桜が咲き、今年も多くの観光客で賑わいそうな尾道でした。




0848-37-6755
尾道市十四日元町3-23
営業時間/11:00〜21:00
定休日/月曜日


この内容は2012年2月26日付けのものです。


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